旅館、八千代は京都の粋と匠を大切にしています。

京都市北区、大徳寺周辺の昔ながらの町並みにある「もとやま畳店」。イ草の香り漂う店内は所狭しと畳が立てかけられ、奥には慣れた手つきで、しかし真剣な眼差し作業する職人さんが見えます。わたしたちが町で目にする畳店と、一見変わらない佇まいですが、米国の展示会に出展したり、ロサンゼルスに支店を構えたり、注目すべき店でもあるのです。もとやま畳店は約80年前から、ここ京に受け継がれる畳を製造販売してこられました。近隣には、茶道の祖・村田珠光が修行した大徳寺、その表千家、裏千家があり、すぐ隣には数奇屋建築家の工務店が軒を並べています。この工務店が手がける茶室をはじめ、大徳寺の塔頭にも畳を納めている同店。京の粋と匠がしっかり目をおろす環境で、その舞台の「足元」をささえているのです。

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